工藤商店はこのほど、「令和5年度いたばし人と未来を創る会社賞」を受賞した。写真は表彰式にて。
「いたばし人と未来を創る会社賞」は、地域に根差し、人を育て、成長につながる努力をし続ける企業を表彰する制度。その取組みを発信することで他の区内企業の刺激となり、よい取組みが波及し、ひいては区内産業の持続的発展につながることを目指している。
表彰企業の選定に当たっては、「企業等の成長・持続的発展に関する取組」「従業員の仕事に対するやりがいの向上に関する取組」「従業員の働きやすさの実現に関する取組」の3項目から総合的に評価し、決定される。
工藤商店は、近隣に密着した事業展開をする中で、オフィス古紙の無償回収や巡回回収ルートの形成など、自社の強みを活かした差別化戦略を実践しており、また作業場での対策や巡回トラックの2名体制など、安全・安心を優先させる仕組みを設けている。SDGsへの取組みについても、グループ全体で出版と古紙回収を組み合わせることで資源循環を実現、また空荷の自社便トラックを活用して商流に乗らない不揃い無農薬野菜を運搬し、これを従業員が購入、売上げを社会貢献活動に寄付するなど、地域社会と世界をつなぐ創意工夫をしている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/25号」より