いずれも日本紙パルプ商事(=JP)のグループ会社で、段ボール原紙・印刷用紙を製造するエコペーパーJPと、段ボール原紙を製造する大豊製紙は、温室効果ガス排出量(=GHG排出量)削減の一環として、再生可能エネルギー由来の電力を導入した。
エコペーパーJPは従来から構内で、木質バイオマスによる発電や蒸気の有効活用を実施するなど、GHG排出量の削減に取り組んでおり、今回はその取組みを強化するため、購入電力の50%を愛知県内の水力由来電力である「愛知Greenでんき」に切り替えたもの。
また大豊製紙は、木質バイオマスによる発電を行う川辺バイオマス発電㈱を設立し、2007年の稼働開始以来、同社からの電力・蒸気を使用してGHG排出量の削減に取り組んでいる。今回は、中部電力からの購入電力分を岐阜県内の水力由来電力である「ぎふ清流Greenでんき」に切り替え、工場で使用する電力を100%再エネ化した。
なお、再生可能エネルギーへの切替えに伴う各社製品のGHG排出量については、現在算定を行っている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/12号」より