大王製紙はこのほど、直近3ヵ月以内に不織布マスクを購入かつ週3日以上着用する1,465名を対象に、「2024年 夏のマスク着用意向に関する意識調査」を実施した。その結果、新型コロナが5類移行となり約1年が経過した今でも、男女の傾向に差はなく約7割が夏もマスクを着用したいと考えていることが分かった。
大王製紙の調査によれば、この夏(6~8月)のマスク着用意向は「いつも必ず着用したい」が30.7%、「できるだけ着用したい」が37.2%で、合計67.9%の人が着用したいと回答した。また、マスク着用の目的を分析したところ、その目的は次の6タイプに分かれた。
①健康を守りたい(41.7%)…「風邪や新型コロナなど感染症の予防」「花粉症・アレルギー対策」
②ピンポイント着用(21.7%)…「身だしなみを手抜きにできる」「パーソナルスペースを保てる/ニオイなどをガード」
③コンプレックスカバー(13.7%)…「気になる部分をカバーしたい、コンプレックス部分を隠したい」「素顔を見せたくない」
④トラブル防止(7.7%)…「周りの人に迷惑をかけたくない」「プライバシーを守るため」
⑤周りに合わせる(6.8%)…「周りにマスクをしている人が多い」「マスクをつけないといけない雰囲気がある」
⑥セルフプロデュース(3.0%)…「見た目の印象が良くなる」「服に合わせて/なりたい雰囲気に合わせてマスクを選びたい」
一方、「できるだけ着用したくない」人は23.8%、「まったく着用しない」人は5.4%で、その理由は「暑い」「息苦しい」「ムレる」が多かった。現在マスクをしている人のうち、継続したい人が7割いる一方で、気温や湿度の上昇に伴い、マスクを着用しない人の増加も予想される。
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/8号」より