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紙の業界ニュース

2024/08/30

決算

=2025年3月期第1四半期①=
 紙パ関連各社の2025年3月期第1四半期決算(24年4~6月)の発表が始まった。今号より順不同で紹介していく。以下、連結ベース、単位100万円、%表記は対前年同期比、〈 〉内は前年同期の実績値。
【製紙】
■王子ホールディングス
〔第1四半期〕
 売上高    438,097    (+4.2%)
 営業益     14,526    (△33.3%)
 経常益     24,390    (△15.7%)
 当期益    17,719    (+0.7%)
〔通期予想〕
 売上高    1,950,000    (+15.0%)
 営業益     95,000    (+30.9%)
 経常益      100,000    (+16.3%)
 当期益      75,000    (+47.6%)
 円安の影響や、サイクロン被災で停止していたニュージーランドのPan Pac Forest Productsの一部復旧により増収となった。営業・経常利益は、主に海外でのパルプ市況悪化により減益。当期益は政策保有株式の売却益計上により増益。海外売上高比率は前年同期を3.8ポイント上回る37.4%。
○生活産業資材…売上高+4.9%、営業利益+35.5%。白板紙や包装用紙は需要が回復、家庭紙も前年度に価格修正で減少した販売量が回復し増収。大人用紙おむつも増収。子ども用は国内事業撤退により減収。海外事業は、段原紙は減収、段ボールは増収、紙おむつも増収。
○機能材…売上高+8.2%、営業利益+29.9%。国内事業の特殊紙、感熱紙のほか、海外事業も増収。
○資源環境ビジネス…売上高+4.5%、営業利益△53.7%。国内事業は溶解パルプの市況良化、円安により増収。海外事業もニュージーランドのPan Pac Forest Productsの一部復旧により増収。
○印刷情報メディア…売上高△4.0%、営業利益△64.1%。国内は需要減少で減収。海外は中国の景気低迷により売上高は前年並み。
 通期予想は5月公表の前回予想から変更なし。
■日本製紙
〔第1四半期〕
 売上高    287,014    (△0.1%)
 営業益    4,137    (+409.3%)
 経常益    5,049    〈362〉
 当期益    △1,089    〈△5,267〉
〔通期予想〕
 売上高    1,200,000    (+2.8%)
 営業益    23,000    (+33.2%)
 経常益    19,000    (+30.6%)
 当期益    3,000    (△86.8%)
 紙・板紙の需要減少やエネルギー事業の減収はあったが、輸出拡販や円安などにより売上高は前年同期並み。営業利益は価格修正や原価改善により増益。当期益は、Opal社で特別退職金など3,064百万円の特別損失が発生したことなどにより赤字。
○紙・板紙事業…売上高△1.0%、営業利益2,366百万円(前年同期の約14.8倍)。新聞用紙、印刷・情報用紙、板紙いずれも国内販売量が減少。
○生活関連事業…売上高+1.3%、営業損失△1,993百万円(前年同期比+260百万円)。家庭紙は業務用品の需要回復やヘルスケア製品の堅調により増収。液体用紙容器は販売量が減少。溶解パルプは市況安定や円安により増収。海外事業はOpal社のグラフィック用紙事業撤退で減収。
○エネルギー事業…売上高△16.2%、営業利益△3.6%。メンテナンス休転の増加や、石炭価格下落に伴う販売電力価格低下により減収。
○木材・建材・土木建設関連事業…売上高+10.2%、営業利益△7.2%。燃料チップの需要増加などにより増収。
 通期予想は5月公表の前回予想から変更なし。
■大王製紙
〔第1四半期〕
 売上高    166,263    (+2.6%)
 営業益    1,965    (△29.3%)
 経常益    2,051    (△23.1%)
 当期益    △1,083    〈3,308〉
〔通期予想〕
 売上高    700,000    (+4.2%)
 営業益    15,000    (+4.4%)
 経常益    7,000    (△27.3%)
 当期益    1,000    (△77.6%)
 紙の市場縮小の影響はあったが、価格改定効果などにより増収。営業・経常利益は、主に紙・板紙の販売減および前年同期との修繕のタイミングによる固定費増の影響で減益。当期益は、前年同期は政策保有株式の売却益や受取保険金を計上していた反動で減益。
○紙・板紙…売上高△0.3%、セグメント利益△64.6%。新聞用紙と洋紙は販売量・金額ともに減少し、包装用紙は販売量・金額ともに増加。板紙・段ボールは国内需要が低迷し、輸出も中国・東南アジア市場が停滞し、販売量・金額ともに減少。この結果、改定後の価格は維持しているが減益となった。
○ホーム&パーソナルケア…売上高+6.4%、セグメント利益121百万円(前年同期比+1,451百万円)。「エリエール」発売45周年を機に発売した最高品質トイレットペーパーや、ソフトパックティシュ、長尺トイレットペーパーが堅調だったほか、紙加工品ではアウトドアブランドとのコラボ商品が好評で、販売金額が増加。海外事業の販売金額も増加。ブラジル・タイでは価格改定を進めたことにより販売金額が増加。中国の販売金額は前年同期並み。
○その他…売上高+1.5%、セグメント利益△0.3%。
 通期予想は5月公表の前回予想から変更なし。
■北越コーポレーション
〔第1四半期〕
 売上高    74,242    (△1.4%)
 営業益    3,055    (△57.4%)
 経常益    3,939    (△55.2%)
 当期益    2,363    (△62.6%)
〔通期予想〕
 売上高    310,000    (+4.4%)
 営業益    17,000    (+11.3%)
 経常益    19,000    (+7.0%)
 当期益    14,000    (+66.9%)
○紙パルプ事業…売上高△1.9%、営業利益△60.5%。海外子会社でのパルプ販売価格下落などにより減収減益。
○パッケージング・紙加工事業…売上高+4.1%、営業利益△50.4%。紙容器・包材事業の受注拡大で増収となったが、運送費の高騰や円安の影響で減益。
○その他…売上高+6.9%、営業利益△15.3%。主に木材事業で外部受注が増加し増収となったが、建設業のコストアップにより減益。
 通期予想は5月公表の前回予想から変更なし。

株式会社 紙業タイムス社 「Future9/2号」より

 

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