リンテックは、車内の暑さ対策として、高い透明性を保ちながら遮熱性能の向上を実現した『IR-85HD』を新たにラインアップ。機能性とデザイン性を兼ね備えた自動車用ウインドーフィルム『ウインコス オートモーティブフィルム』シリーズの新アイテムとして、8月26日から販売を開始した。
自動車用ウインドーフィルムは従来、車外からの視線をカットするプライバシー保護やデザイン性の観点から後部座席の窓ガラスに貼る濃色タイプが主流だったが、近年は夏の厳しい暑さへの対策として透明タイプの遮熱フィルムが注目されている。
リンテックはこれまでも、高い透明性を保ちながら日射熱や紫外線をカットする『IR-90HD』を展開してきたが、今回の新製品は近赤外線カット率を約15%向上させ、より遮熱性能を高めた。フロントガラスにも貼付可能な高い透明性を保ちながら(写真)、暑さの原因といわれる近赤外線を約85%カットする。
フロントガラスは安全上の理由から、可視光線透過率70%以上であることが道路運送車両法で定められているが、新製品はそれに対応した可視光線透過率を実現しつつ、車内の暑さ対策に貢献する。さらに、紫外線は99%以上カットするほか、ガラスが破損した際に破片の飛散を低減する効果もある。製品ラインアップも充実させ、高透明タイプのほかに高級感のある色合いやメタリック感などのデザイン性を重視したアイテムも揃えた。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/16号」より