王子ホールディングスの木屋ヶ内(こやがうち)社有林は昨秋、環境省から「令和5年度前期自然共生サイト」に認定され、このほど、「30by30」目標達成状況を評価する国際データベースに登録された。ヤイロチョウをはじめとした希少野生動植物の保全活動が認められたもの。木屋ヶ内社有林での活用内容は次記の通り。
【活動場所】高知県高岡郡四万十町 木屋ヶ内社有林(262ha)
【活動概要】生態系トラスト協会によるヤイロチョウ生息調査の結果、木屋ヶ内社有林内に生息していることが判明。将来にわたり生息できる環境を保全するため、王子HDは2016年に同協会と「ヤイロチョウ保護協定」を締結し、以降、同社有林で調査利用を主な目的とした歩道敷設の支援、自治体・ステークホルダーとの意見交換、情報発信の場の提供などを行っている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/23号」より