1枚から紙を買えるネット通販 紙販売のPapermall(ペーパーモール)

  • 新規会員登録
  • ログイン
  • マイページ
  • カートを見る
商品検索

紙の業界ニュース

2024/12/24

=新東海製紙ほか=岩石蓄熱の実用化に向け島田工場で技術実証試験

 東芝エネルギーシステムズ(=東芝ESS)、中部電力、新東海製紙、静岡県島田市の4者は、新東海製紙の島田工場に岩石蓄熱およびエネルギーマネジメント技術を用いたプラント(=岩石蓄熱エネマネ設備)を設置し、技術実証を推進するための連携に基本合意した。11月25日付で協定を締結する。
 東芝ESS、中部電力、新東海製紙の3社は、2025年度末までに機器を製作して26年度に実証試験を行い、島田市は地元自治体として技術実証試験を支援する。なお、同実証試験は環境省の「令和6年度 地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業」に採択された。
 停電を防ぐための優先給電ルールにより、自然変動電源(太陽光・風力)の出力が抑制されることがあるが、近年は自然変動電源を中心とする再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、主に春や秋など、電力消費量が少ない時期に電力需給ギャップが拡大し、自然変動電源の出力抑制が増加していることが課題となっている。
 この課題の解決に向け、余剰電力を岩石・溶融塩・コンクリートといった蓄熱材に熱エネルギーとして蓄え、必要な時に熱供給や発電する技術(=蓄熱エネルギー技術)が注目されているが、特に今回実証試験を行う「岩石蓄熱技術」は、環境性・経済性・設備信頼性の観点から期待値が高い。
 3社による技術実証試験では、新東海製紙の島田工場に国内初となるメガワット時級の岩石蓄熱エネマネ設備を設置。工場内の電力を利用して電気ヒーターを稼働させ、その熱を岩石蓄熱材で構成する蓄熱槽に貯蔵する。貯蔵した熱は、東芝ESSのエネルギーマネジメント技術を活用し、工場で熱のまま利用するほか、電力に変換して使用する。余剰電力の活用に向けた岩石蓄熱エネマネ設備の運用性評価も行う予定。また島田市は、岩石蓄熱エネマネ設備の島田市への導入を想定し、市内のエネルギー収支・CO2削減効果に関する、エネルギーマネジメントのシミュレーション検証を実施する。4者の役割は次記の通り。
【東芝ESS】全体の取りまとめ。岩石蓄熱エネマネ設備全般の設計・製作・施工・試運転
【中部電力】岩石蓄熱エネマネ設備に用いる蓄熱槽の設計・施工、設備基礎の設計・施工、市場調査
【新東海製紙】岩石蓄熱エネマネ実証プラント設備の運用検証、既設工場動力設備改造の検討・施工
【島田市】岩石蓄熱を島田市へ導入した場合の市内のエネルギー収支・CO2削減効果に関する検証

おすすめ

「紙」をお探しの際には、ぜひPapermallをご活用ください。

法人の方へ 素材のご相談
紙や機能紙、その他素材でお悩みの方は是非一度ご相談ください!
インクジェットロール
ペーパーモールでは様々な素材のインクジェットロールをご用意しています。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。