製紙原料リサイクル業の斎藤英次商店はこのほど、「SUSTAINABILITY REPORT 2024」を発行した。同社では2016年より、「事業活動を通じて社会に貢献していく」ことを目的に、ステークホルダーなどに明確に伝達するため、ESG全体の取組みを報告書として公表している。報告書は表裏紙合わせ20頁・A5判オール4色。
まず、「Zero Carbon」活動として、事業活動で発生するScope1・2のCO2をJ-クレジット購入により相殺し、(名目上の)カーボンニュートラルを達成。同社の環境活動「Vision2046」の中長期ロードマップでは、2029年までに1,430tをベンチマークとし、創業100周年の46年にゼロカーボン達成という野心的目標を設定、ロードマップでこれを明示した。
「Zero Waste」では、今期初となる松戸営業所でのフリーマーケット出店を紹介。これは、過去に取り扱ったことのない品物も恐れずに回収し、リユースやリサイクルを模索した一環として取り組んだ。
本編では、各委員会活動報告を明記。安全衛生委員会報告では、従業員の安全と健康確保を推進。平均所定外労働時間や連続休暇取得率など目標値を上回る実績を達成したと紹介した。
そのほか、地域や各種スポーツ競技との共催をはじめ、新商品・新規事業アイデアとして、新たな成長が期待できる再生資源の開発など、さまざまな事業活動を紹介している。