日本テトラパックは、大阪・関西万博の北欧パビリオンで、資源循環促進をテーマにした特別イベント「資源循環の未来:共創が生み出す新たな価値と可能性」を開催した。
イベント当日は、製紙業や資源循環に関わる業界関係者約40名が招待され、欧州製紙連合会/事務局長のヨリ・リングマン氏、王子HD/グループオペレーション本部リサイクル推進部長の島谷啓二氏、テトラパック/サステナビリティ部門副社長のキンガ・シェラゾン氏が講演したほか、パネルディスカッションも開催。古紙の循環型経済をどのように推進するかに焦点を当て、資源循環の次のステージに向けた課題を共有し、業界連携による解決策を議論した。
オープニングでは、日本テトラパックのニルス・ホウゴー社長が、「日本政府が掲げている2050年までのカーボンニュートラル達成を実現するには、焼却ではなく脱炭素に資する一層の循環型経済の推進が必要」とした上で、「産官学民の幅広い連携が不可欠であり、欧州の先進事例や国内の展望を通じて共創の可能性を探っていきたい」と語った。