第52回目を迎えた「金沢ペーパーショウ」が去る2025年10月17日(金)~19日(日)の3日間、金沢市内で開催された。
今回のテーマは「みんなの推し紙~クリエイ紙ョン~」。会場は金沢市袋畠町の西部緑地公園内にある石川県産業展示館2号館で、企画・運営は北陸を代表する老舗の紙商、㈱中島商店(中島雄一郎社長)。入場無料で、今回は3日間で一般市民など3,000人以上が来場し盛況だった。
また会場は建築家・坂茂氏のプロデュースにより能登半島地震の避難所で大活躍した「紙管パーテーション」を使った展示ブースとし、会場を紙で作られた空間として回遊できる仕組みにした(写真)。
今回の出展者は中島商店のほか、㈱竹尾、特種東海製紙㈱(紙わざ大賞)、日本紙パルプ商事㈱、中越パルプ工業㈱、㈱ユポ・コーポレーション、石川県紙器工業組合、石川県印刷工業組合、金沢アートディレクターズクラブ、石川県書道教育研究会、二俣和紙(金沢希少伝統工芸)、能登仁行和紙、越前和紙、工房 明兎(和傘製作体験)、創作折り紙。
竹尾は、新進気鋭のクリエイターが集い東京で開催した青山見本帖「STOCK MEMBERS GALLERY 2025」の作品を展示した。
特種東海製紙は「紙」の可能性を追求するアートコンペティション「紙わざ大賞」の作品を展示。豊かな発想と超絶技巧が、見る者に驚きを与えた。
日本紙パルプ商事は、紙と地球をめぐるワークショップを開催。自分だけのオリジナルノートを楽しみながら作り、紙と地球のきずなを考える体験型展示を行った。
中越パルプ工業は、竹の新たな用途を提案する「竹紙」の展示や竹とんぼワークショップのほか、なめらかな書き心地の手帳用紙や、濡れても破れにくい耐水紙も展示した。
中島商店はNAKASHlMAコーナーで「地産地消-紙がめぐる、やさしい循環」をテーマとする展示を行った。地産地消という言葉に、地元の力を知り未来へつなぐ想いを込めて、同ペーパーショウのテーマである「みんなの推し紙」から同社の推したい紙を紹介。具体的には、
①NAKASHIMAの印刷・加工ブースでは、「石川県の高度な技術を推したい」として地元で作られる紙を使い、地元企業と協力してさまざまな印刷・加工を表現した作品を展示。
②混抄紙と環境を考えるカフェブースでは、「紙と環境の関係を推したい」と環境に優しい紙コップ、もったいない精神から生まれた紙たち、地域の環境を思う気持ちから作られたカフェ空間を設けた。
③地産地消からものつくりを見る映像ブースでは、「石川県を思う人たちを推したい」として同県で作られた紙やデザイン、加工を愛する人や企業を実際の製品とともに映像で紹介した。







