コクヨはこのほど、東京品川オフィスTHE CAMPUS(ザ・キャンパス、写真)で、地熱由来の再生可能エネルギー電力の導入を開始した。
コクヨはこれまで、温室効果ガスの排出削減に取り組む中、Scope1、2内の最大エネルギー源である電力の脱炭素化のため、三重県・滋賀県・千葉県・鳥取県の自社工場で再エネ電力への切替えを進めてきた。今回の取組みでは、「働く・学ぶ・暮らす」の実験場として運営している東京品川オフィス「THE CAMPUS」で、㈱JERA Crossが提供する地熱・太陽光由来の再エネ電力を一部導入する。地熱由来の再エネ電力導入はコクヨグループ初であり、これにより太陽光由来電力の供給が途絶える夜間でも、安定的に再エネ電力を確保できるようになる。
JERA Crossは九電みらいエナジー㈱から調達した地熱由来の電力と、複数のオフサイト太陽光発電所の電力を組み合わせて、「THE CAMPUS」へ電力を供給する。年間再生可能エネルギー供給量は約37.5万kWhを見込み、同スキームによる想定CO2削減効果は年間約159t-CO2となる。
「木曽森林グランドサイクル構想」の中核事業に参加
コクヨは、木曽地域の森林資源を活用した循環型経済の構築を目指す「木曽森林グランドサイクル構想」の中核事業、合板製造・内装材加工プロジェクト「(仮称)シンゴーハン」を推進する㈱ツミカサネ(本社:長野県木曽郡木曽町/代表:青野 裕介)の取組みに、4月より参加している。
「シンゴーハン」は木曽地域の森林資源、とりわけこれまで有効活用が難しいとされてきた小径木を活用し、建築・内装・家具用途へ展開可能な高付加価値合板を製造・加工する事業。森林資源の循環利用を通じて、新たな価値創出と地域経済の活性化を目指している。
2025年9月には木曽地域の廃校2校を活用し、合板製造・内装材加工工場を新設した。このプロジェクトはTree to Green、ソルトターミナル、竹中工務店、丹青社の4社により設立された㈱ツミカサネが運営主体となり、旧楢川中学校(長野県塩尻市)の「第一工場」と旧上田小学校(長野県木曽町)の「第二工場」という二拠点体制で推進されている。
コクヨは今回、構想の趣旨に賛同するとともに、森林資源の循環利用を通じた持続可能な社会実現への貢献と、メーカーとしての知見を活かし、建築・インテリア・家具分野における木材活用の可能性拡大を目的として、プロジェクトへの参画を決めたもの。
今後はプロジェクトを通じて、森林資源の循環利用に関する取組みを推進するとともに、木曽地域の森林資源を活かした商品開発などの価値創出と、持続可能な社会の実現に向けた取組みを継続していく。







