日本製紙連合会が集計した3月の紙・板紙国内出荷は、前年同月比+0.4%の173.2万tで、6ヵ月ぶりのプラスとなった。以下、%表記は前年同月比。
国内出荷のうち、紙は△2.6%の79.9万t、板紙は+3.1%の93.3万t。用途別では、グラフィック用紙(新聞用紙+印刷・情報用紙)は△7.9%の50.6万tで17ヵ月連続のマイナス、パッケージング用紙(包装用紙+段ボール原紙+紙器用板紙+雑種紙+その他の板紙)は+2.9%の103.8万tで3ヵ月ぶりのプラス。主要品種のうち包装用紙、段ボール原紙、白板紙、衛生用紙はプラス、新聞用紙、印刷・情報用紙はマイナスだった。
紙・板紙のメーカー輸出は+8.6%の17.4万tで3ヵ月ぶりのプラス。うち、グラフィック用紙は塗工紙を中心に印刷用紙が北米、東アジア、南アジア向けで増加して+3.2%の5.6万tとなり、4ヵ月ぶりのプラス。パッケージング用紙は段ボール原紙が東南アジア、東アジア向けで増加して+11.1%の11.7万tとなり、2ヵ月連続のプラス。
紙・板紙の在庫は前月比△3.1万tの183.2万tで4ヵ月連続の減少。うち、グラフィック用紙は新聞用紙、塗工紙が増加した一方、情報用紙は減少し全体では横ばいの72.2万t。パッケージング用紙は段ボール原紙が減少して同△0.8万tの103.8万tとなり、2ヵ月ぶりの減少。衛生用紙は同△2.3万tの7.2万tで3ヵ月ぶりの減少となった。
■主要品種の動向
*新聞用紙…国内出荷は△9.7%の11.5万tで58ヵ月連続のマイナス。
*印刷・情報用紙…国内出荷は△7.3%の39.1万tで11ヵ月連続のマイナス。メーカー輸出は+3.2%の5.6万tで4ヵ月ぶりのプラス。
*包装用紙…国内出荷は+0.4%の5.5万tで3ヵ月ぶりのプラス。メーカー輸出は△3.3%の1.5万tで3ヵ月ぶりのマイナス。
*段ボール原紙…国内出荷は+3.8%の75.9万tで6ヵ月ぶりのプラス。メーカー輸出は+16.2%の8.9万tで2ヵ月連続のプラス。
*白板紙…国内出荷は+1.2%の11.6万tで4ヵ月連続のプラス。メーカー輸出は+45.3%の0.4万tで4ヵ月連続のプラス。
*衛生用紙…国内出荷は+12.6%の18.8万tで6ヵ月ぶりのプラス。
古紙の消費は16ヵ月連続減
輸出は7ヵ月連続の増加
続いて、3月のパルプ・パルプ材速報と2月の古紙需給統計を紹介する。以下、%表記は特に記載がない限り前年同月比。
■パルプ速報(3月)
製紙パルプの生産は△5.4%の60.9万tで10ヵ月連続の減少となった。このうちBKPは△6.0%の48.9万tで10ヵ月連続の減少、UKPは+2.2%の9.5万tで5ヵ月連続の増加となった。
販売は△4.9%の10.5万tで13ヵ月連続の減少。このうちBKPは△13.4%の7.4万tで13ヵ月連続の減少、UKPは+27.9%の2.9万tで2ヵ月ぶりの増加となった。
在庫は17.6万t、前月比は△2.4%で4ヵ月ぶりの減少、前年同月比は+12.2%で5ヵ月連続の増加。このうちBKPは12.4万t、前月比は+0.3%で4ヵ月連続の増加、前年同月比は+19.3%で5ヵ月連続の増加。UKPは4.7万t、前月比は△10.0%で5ヵ月ぶりの減少、前年同月比は+1.6%で22ヵ月連続の増加となった。
■パルプ材速報(3月)
パルプ材の消費は△6.3%の116.8万tで10ヵ月連続の減少。このうち針葉樹は△6.2%の35.4万tで11ヵ月連続の減少、広葉樹は△6.4%の81.4万tで、10ヵ月連続の減少となったものの5ヵ月ぶりに60万t台から回復した。
集荷は△8.6%の111.8万tで10ヵ月連続の減少。このうち、輸入は△11.6%の81.6万tと、2桁減だが数量は前月に続き80万t台を維持した。内訳は針葉樹が△12.3%の10.9万tで4ヵ月連続の2桁減、広葉樹も△11.5%の70.7万tと2桁減ではあるが、6ヵ月ぶりに70万t台に回復した。国産は+0.9%の30.2万tで、内訳は針葉樹が+4.8%の24.1万t、広葉樹が△12.0%の6.1万t。
在庫は123.9万t、前月比は△4.3%で2ヵ月ぶりの減少、前年同月比は+9.1%で4ヵ月連続の増加。維持月数は前月から0.1ポイント低下し1.1ヵ月。
■古紙需給(2月)
古紙の入荷は△3.7%の104.8万tで2ヵ月連続の減少。内訳は、段ボール古紙が△1.6%(65.9万t)で2ヵ月連続の減少、雑誌古紙が△12.7%(12.4万t)、新聞古紙が△6.8%(11.8万t)で7ヵ月連続の減少、上級古紙が△1.5%(11.8万t)だった。
消費は△3.0%の108.8万tで16ヶ月連続の減少となった。内訳は、段ボール古紙△0.4%(68.5万t)、雑誌古紙△6.7%(13.4万t)、新聞古紙△12.9%(12.3万t)、上級古紙△1.4%(11.6万t)。
在庫は60.8万tで前月比△6.1%、前年同月比+2.7%。輸出は+25.5%の17.2万tで7ヵ月連続の増加。ベトナム、台湾が主な輸出先となっている。







