王子ホールディングスは、王子エフテックス、およびKPPグループとの共同出資会社である王子ファイバーと共同で、使用済み紙コップを再生した新たな紙糸素材『OJO⁺PC』(オージョ)を開発し、布製品にアップサイクルする取組みを開始した。
紙コップには耐水性を付与するため、通常プラスチックラミネート加工が施されており、古紙回収に出せない禁忌品として大部分が焼却処分される。しかし近年は、使用済み製品を再び原材料として利用する、マテリアルリサイクルの重要性が高まっており、紙コップについても再利用技術の開発が望まれていた。
今回の取組みでは、王子グループの再生技術を活用し、紙コップの繊維分(パルプ)を原料に使った紙糸『OJO⁺PC』を生産し、布製品に生まれ変わらせる。
王子は2022年から外食、宿泊、建設、流通業など、幅広い業界と連携して紙コップのリサイクルを進めてきた。2025年9月には、これまでリサイクルが難しかった素材を再生可能(Renewable)にしていく、企業連携型の新しいリサイクルシステムとして、新ブランド『Renewa』を立ち上げ、この取組みを加速させている。
今回は、王子エフテックスで使用済み紙コップを紙糸OJO⁺原紙にリサイクルし、王子ファイバーで撚糸して紙糸『OJO⁺PC』に再生する。さらに紙糸『OJO⁺PC』を使用した布製品にアップサイクルすることで付加価値を高め、紙コップのリサイクル拡大につなげていくとしている。







