中学・高校入試過去問題集「赤本」シリーズの英俊社(大阪)と、デジタル印刷の先駆けで卒業アルバム制作などを手がける㈱マツモト(福岡)は、「生徒別オーダーメイド教材」の提供を目指して共同検討の基本合意書を締結した。
この取組みでは、塾・教育機関が保有する成績データと英俊社の膨大な過去問データベースをAIで連結し、マツモトの高速インクジェット(IJ)輪転機による個別バリアブル印刷技術を用いて、「世界に一冊だけのオーダーメイド教材」を安価かつ大量に提供する新たな教育ソリューションの実現を目指す。両社が描くワークフローは次の通り。
【ワークフロー】①データ連携(塾・教育機関の成績データをシステムに入力)⇒②AI分析(マツモト開発のAIが生徒個別の学力到達度や弱点を分析)⇒③問題抽出(英俊社の過去問データベース「KAWASEMI」「KAWASEMI LITE」から、最適な問題を自動抽出)⇒④教材生成(生徒別のオリジナル教材PDFをシステム上で自動生成)⇒⑤個別印刷(マツモトのIJ輪転機で一人ずつ内容の異なる教材を高速プリント・製本)⇒⑥提供(生徒一人ひとりに今解くべき問題だけが掲載された教材が届く)
以上のワークフローの中で英俊社は入試問題データベース「KAWASEMIシリーズ」の提供とコンテンツ監修を担い、マツモトは学習分析AIの開発とIJ輪転機を活用した個別印刷・物流スキームの構築を担当する。両社は今後、概要説明や実証実験の相談を受け付けていく予定で、正式なサービス提供開始は協議のうえ改めて発表する。







