TOPPANは、インクジェット印刷が難しかった糖衣錠にも印字可能な黒色錠剤インキを開発し、5月から提供を開始した。新開発のインキは、独自の顔料分散技術により糖衣錠へのインクジェット印刷を実現、糖衣錠のほか口腔崩壊(OD)錠やフィルムコート錠など、あらゆる錠剤タイプで利用できる。
医療現場では、薬剤師の調剤ミスや患者の服薬間違いを防ぐため、錠剤に薬品名や用量を印字することが求められているが、インクジェット用の錠剤インキは比較的乾燥しにくい液体で構成されているため、錠剤表面が固くインキが浸透しにくい糖衣錠では乾燥不良を起こし、擦れて印字が消える懸念があった。しかしTOPPANは、エレクトロニクス分野で培ったインキの分散技術を活用し、優れた速乾性の錠剤インキを開発。従来の錠剤インキで印刷できる口腔崩壊(OD)錠やフィルムコート錠に加え、糖衣錠にもインクジェット印刷の適用範囲を広げた。







