溶解パルプ(DP)価格が上昇しており、最近利益率の高い溶解パルプ設備の新設や改造が顕著となっている。
◎福建青山紙業:
福建省青州市のDP設備(年産12万㌧)稼働を前倒し(2012年上期から2011年10月)。スイングマシンの為状況に応じ晒・未晒クラフトパルプ生産可。
◎福建南平紙業:
南平工場に年産15万㌧のDP設備導入に向け複数メーカーと打合わせ中。当初の計画年産量9.6万㌧を大幅に上回り、2012年初め稼働を予定。同社は既に昨年D
P設備(年産5万㌧)を稼働しており、DP価格上昇で追加設備導入に至った。
◎山東太陽紙業
*山東兖州(ヤンツオ)工場―改造(晒Lパルプ30万㌧をDP20万㌧)
*広西防城市新設工場―DP20万㌧(晒Lパルプ30万㌧生産可)2012年末稼動予定。
◎湖南駿泰紙業
湖南懐化市晒Nパルプ設備(年産40万㌧)をDP年産30万㌧生産用に改造(改造費約5千万㌦、10月までに完了予定)同社は岳陽紙業100%子会社。
4月7日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ