インド PAPER MART に去る10月30日掲載されたレポートによると、インド紙パルプ産業の最大の課題は原料素材の調達である。メーカーは森林保護の政策により、資源の利用ができないばかりか、広大な休眠地を植林に利用することができない。そのために原料輸入にともなう莫大な輸送費を負担している。したがって、産業の将来は外国為替のレートに大きく左右される。
一方、紙・板紙の需要は増加しており、生産コストの上昇を補っている。需要の拡大は、さまざまな産業の発展と識字率の上昇にともなっている。インドの紙パルプ産業は依然実態が把握できていない情況にあるが、政府の統計によると、年間生産量は1,200万トンだが、実態はおよそ1,600万トンとみられる。一人当たりの消費量が1KG増加によって120万トンの増加となる。
インド上位生産メーカー
Ballapur Industries Limited(BILT) (年産 834,050トン)
ITC Limited- PSPD (590,000)
Tamil Nadu Newsprint & Papers Limited (TNPL) (371,637)
The West Coast Paper Mills Limited (317,808)
JK Paper Limited (292,582)
The Andhra Pradesh Paper Mills Limited (258,201)
Century Pulp and Paper (242,906)
NR Agarwal Industries Limited (173,072)
Seshasayee Paper & Boards Limited (169,438)
Trident Limited (152,719)
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ