最新の紙パルプ統計によると、8月の北米からの中南米向け新聞用紙輸出は前年同月比44.7%増と大きく数字を伸ばした。昨年8月の輸出実績5万7千トンから2万5千トン跳ね上がり8万2千トンへの大幅増は、今年前半の低迷を補って余りある増加で、今年累計の北米からの中南米向け輸出合計を前年同期比2.0%増の57万トンへ押し上げた。ただし、新聞用紙を一括1万5千トン~2万トン輸送できる船舶の現地到着時期が月をまたいでブレる可能性も考えれば、この単月の急増をもって即座に中南米市場の新聞用紙実需の増大と直結して判断するのは早計である、との見方もある。
9月30日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ