11月ユーカリパルプ・メーカー各社は、引き続き旺盛な需要、適正な在庫水準、固い決意に支えられ何とか現行価格の維持に成功した。結果として、短繊維系パルプの主要品目では$5~10/t価格上昇もみえた。一方、それに引き換えN材パルプ市場では、売買の局面で例えわずかな値上げにも交渉が難航する状況で、北部NBKPは結果的に概ね10月の価格レベルをそのまま踏襲したと伝えられている。また、11月のL材パルプの更なる価格上昇は購入者側を困惑させているものの、値上げに対して疑問を投げかける議論は今のところない。
12月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ