ブラジル段ボール原紙協会が発表した最新の統計では、同国1月~11月の段ボール原紙出荷量累計は、前年同期比3.4%減の305万トンとなった。一方、11月単月の段ボール原紙出荷量は約28万トンで、前月比6.5%減、前年同月比でも4.1%減と低調な推移となった。同国の依然とした景気減速が段ボール原紙消費量にも影響しており、業界の予測でも今年1年間の出荷量合計は前年比3.4%減の331万トンに終わるとみている。また各メーカーの来年度予測は今年から上下1%程度の増減でほぼ横這い推移としており、特に食肉など輸出用の段ボール箱使用の増減や、為替変動によって輸入に切り替わる物品の為替差益などによって大きな影響を受けるとしている。
12月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ