最新の産業統計によれば、米国11月のカートン出荷量は景気減速の兆候は見えるものの、比較的安定した推移となったが、コンテナーボードの在庫は前月末より1万4千トン減少したことが分かった。また、工場稼働率はゆっくりとした回復基調にあり、ライナー輸出量は増加傾向となっている。11月のカートン出荷量は実質ベースで前年同月比4.7%増の292億7千8百万平方フィートであったが、週平均では同0.8%下落した。1月~11月のカートン出荷量累計は前年同期比で実質1.2%増で、週平均でも同1.6%増となっている。カートン・メーカーおよび加工メーカーでの在庫量合計は、前月末の約256万トンから1万4千トン減少した。アナリストによると、今回の11月在庫量は過去10年間の11月の平均値より約12%多いとしている。
12月15日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ