ブラジルのパルプ・メーカー最大手のひとつFibria社は、同国の中西部Mato Grosso do Sul州Tres Lagoas市に位置する同社工場へ新設する年産175万トンのユーカリパルプ・ラインの主要設備導入契約を完了したと7月31日公表した。主要設備パッケージはAndritz社に託され、下記の付帯設備を含むものとなっている。木材チップ・ヤード、ファイバー・ライン、蒸解工程、洗浄工程、晒工程、乾燥機、回収ボイラー、蒸気・かせい化工程、石灰炉など。Fibria社によれば、両社による守秘義務契約に則って取引総額は開示しないとしている。今回の増産体制強化によって、Fibria社の生産能力は現在の年産530万トンから700万トン超へ引き上がることになる。2017年第4四半期での稼働を目指している。
8月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ