フィンランドを本拠とするStora Enso社が、中国の蘇州に位置する同社工場の土地使用権と建屋を含む主要資産を蘇州高新技術産業開発区の地方自治体へ売却することで、このほど契約を取り交わしたことが分かった。同工場が操業を続けた過去20年間で、工場を取り巻く蘇州市は発展を遂げ、今後これ以上この場所で同工場を発展させ且つ生産活動を継続することに困難が生じたとしている。今回の資産売買にかかる総額は約2億4千万ユーロとしている。同工場は2016年6月中に生産をストップし、売買手続きは今年第4四半期までに完了する見込み。同工場の事業の収益性は収支が見合うレベルにある為、将来的にもStora Enso社の金利税引前利益に深刻な影響を与えることはないとしている。
6月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ