米国の最新の産業統計によると、8月の米国製造業部門はその経済活動が5ヶ月連続で拡大となったが、産業界全体でみると87ヶ月連続で成長を維持している。米国8月のPMI指数は49.4%で前月の52.6%からは3.2%ポイント減となり、製造業はやや活気を欠いた状況となっている。また、8月の製造業新規受注指数も前月の56.9%から7.8%ポイント急減の49.1%、一方、製造業生産指数も55.4%だった前月より5.8%ポイント下げて49.6%となった。また製造業雇用指数は前月の49.4%から1.1%ポイント減って48.3%となった。原材料在庫指数は前月の49.5%から0.5%ポイント減の49.0%、物価指数は前月の55.0%から2.0%ポイント下げて53.0%であった。縮小から拡大に転じて5ヶ月、米国製造業部門の経済活動はほとんどの分野で景気好不調の分岐点である50%をわずかに切る状況で、一進一退の傾向となっている。
9月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ