中国は、EU、米国、日本から輸入する写真用印画紙へ賦課しているアンチダンピング課税を、更に5年間延長することが分かった。先週、中国商務省はこの措置を現時点で廃止することは、ダンピングの継続と国内製紙業界への損害再発をもたらす可能性があると結論付けた。対象の製品は、関税コード37031010、37032010、37039010に分類されている。これらの3地域からの中国への輸入は、アンチダンピング課税が19.4%から28.8%まで変動する可能性があるとしている。中国政府は、2012年3月から5年間の課税を実施してきたが、その時点でヨーロッパのメーカーには17.5%もしくは19.4%を適用してきた。また、米国メーカーには16.2%もしくは28.8%、日本メーカーには28.8%が課税された。
3月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ