ブラジルは1月1日よりフラッフパルプの輸入関税を、これまで同国のフラッフパルプ・ユーザーが比較的楽に対応できていた4%という料率から、一気に14%まで引き上げて適用を始めたことが分かった。貿易商工会議所(CAMEX)からの書類によると、同国が同関税の250%引き上げを実施したことで、米国情報筋が米国大手メーカーの少なくとも1社が、ブラジルとの商売から撤退すると伝えてきているとしている。今回の増税発効日は、12月15日のCAMEX理事会に於いてその決議承認を経て、わずか2週間後となっていた。市場関係者によれば、この増税については承認の翌日CAMEX公式ウエブサイトにその他の貿易決議とともに投稿されたが、ポルトガル語のみの掲載にとどまり、プレス・リリースも開催しなかったことで、ブラジル国外に広く認識されなかったとしている。
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ