カナダのKruger Packaging社は当初のスケジュール通り、同国ケベック州Trois-Rivierseに位置する同社工場の軽量再生ライナー・ラインを5月7日に稼働開始させた、と今週同社が公表した。以前は、新聞用紙ライン10号機としていた同ラインは、第1生産品である段ボール中芯のあと、まもなく米坪範囲18~35ポンドのライナー生産を開始したとしている。同社役員によれば、5月は約50社の顧客が製品となるボックスに高性能軽量ライナーを如何に適用させていくか、を試す為のサンプリング用途として販売過剰の状況となるとしている。また、同社の新製品XTRグレードでは、加工会社が軽量ライナーを使用して、ボックス・デザインで強度や性能を失うことなく使用できると付け加えた。2億5千万カナダドルの当プロジェクトは、大型新聞用紙ラインを「最先端の段ボール製造技術を使って完全に再建する」と、2015年秋に公表されたもの。
5月12日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ