6月米国の古紙ユーザーの消費量は前月比2.3%上向いたが、同時に、業界で最も多く使用されるOCC(old corrugated containers)の在庫量は同11%拡大推移となった。同国森林紙製品協会によると、6月同国工場のOCC在庫量の合計は449,200トンで、少なくとも年間の最高月次数量であり、前月末の406,000トンからも在庫水準をあげている。6月は工場がOCC購入に積極的に働きかけた為、7月4日の休日の4日間に十分に供給できるよう努力したため在庫が増加したとしている。一方、2017年上半期の国内工場でのOCC消費量は1千80万トンで前年同期比3.9%増加し、上半期のパルプ代替品消費量は、同1.0%増の499,800トン、雑古紙では0.2%増の187万トンとなった。
7月24日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ