ベラルーシのSvetlogorsk工場で進められている晒クラフトパルプ年産40万トンの生産能力を持つ新ライン建設が遅延しており、当初稼働開始を予定していた11月7日を延期せざるを得なくなっていることが分かった。ベラルーシ当局によると、同プロジェクトの主たる請負業者である中国のCAMCE社は、同工場には不適切なケーブル敷設を行なったとしており、現在一部でケーブルの交換作業を開始したとしている。ただし、同国メディアの報道よれば、この不具合だけであれば11月の稼働開始はなんとか可能とみられていたものの、このプロジェクトはその他の問題も山積しており延期は避けられない見通しとしている。報道されている大きな問題の中でも、特に送水管と廃棄物回収が取り沙汰されている。これを踏まえて、メディアはラインの立ち上げは来年にまで持ち越すか、更に遅延する可能性も示唆している。
8月3日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ