台湾を本拠とする正隆股份が、ベトナムBinh Duong省Ben Catに於いて、年産100万トン・クラスの新工場を建設し、同国での増産計画を推し進める計画であることが分かった。同工場には、再生コンテナーボード・ラインと板紙ラインを1機ずつ、更に2機のティッシュ・ラインを導入、投資総額を10億米ドルと想定している。同社広報担当者によると、このプロジェクトは10年を費やした取り組みで、ベトナム政府からの認可取得はすべて完了しているとしている。再生コンテナーボード年産26万トンの新ラインは既にBen Cat工場にて設置作業が始まっており、来年の6月には稼働開始の予定となっている。この1号機はフィンランドのValmet社と台湾のYue Li Machinery社が共同で供給することとなっている。同ラインは抄き幅6,250㎜、最高スピードは分速1,000m、米坪範囲は90g~180gとしている。
10月9日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ