中国通関当局が公表した最新の統計によれば、中国9月のパルプ輸入量が前月の8月から4.1%増えたことが分かった。そのうちLBKP輸入量は前月比9.1%増、一方、NBKP輸入量は同2.7%減であった。9月のパルプ輸入量は、前月の185万9千トンから193万5千トンへ数字を伸ばした。中国のバイヤーは、ブラジルのサプライヤーがトン当たり10米ドルの値上げを計画したことへの反発から、7月発注(9月に中国着)のLBKP購入を見合わせる動きとなったもの。しかしながら、中国以外のサプライヤーは、LBKP価格を据え置いたことで数字が伸びる展開となった。その結果、9月中国のブラジル産LBKPの輸入量は前月から73,910トン減(前月比18.2%減)となったものの、その他の国、インドネシア、ウルグアイ、チリ、米国、ロシア、日本などからの輸入増で相殺される形となった。これらの国からの 輸入量合計は前月比149,813トンとなった。
10月31日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ