ブラジルのSuzano社とFibria社、世界最大の晒ユーカリパルプ・メーカーである2社は、長年の噂の後、2月19日に初めて支配株主が二社間の合併協議を行うことを確認した。会談はまだ暫定的ではあるが、両社の資産を組み合わせることで、世界市場の14%以上、または生産能力が年産1千80万トン以上の巨大なパルプ・リーダーを生み出すことになるとしている。同国のパルプ市場に於ける潜在的な合併買収(M&A)契約は、同国の晒ユーカリパルプ生産の強さ故に数年間考慮されてきた。今年1月、ブラジルの銀行Bradesco BBIが発表した報告書によると、合併は両社間のシナジー効果を70億~100億レアル(21億~23億米ドル)となるパルプ企業の価値を生み出す最良のルートとなるとしていた。
2月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ