カナダを本拠とするDomtar社は、米国ノースカロライナ州Plymouthに位置する同社市販パルプ工場のNC-2フラッフパルプ小型ラインをこのほど永久閉鎖し、これにより同社の市販パルプ生産能力は年間8万トン分が削減されることになった。同業界関係者によれば、通常は年間8万トンのパルプを生産していたこの小型ラインは、2月9日を最後に生産を止めたとしている。今回の永久閉鎖は、同社の長期計画に沿った措置であったが、当初は昨年に設定していた閉鎖時期が最終的に約8ヶ月遅れて実施されたことになる。同社CEOは同工場に於いてラインを停機とした同日に開催された同社収支報告会議の席上、2018年第1四半期に同工場でのNC-2ラインの閉鎖プロセスを開始予定とし、それには100の雇用削減が含まれていたと語った。
2月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ