イタリア現地紙の報道によると、同国Fedrigoni社が同社Fabriano工場で抄紙ライン1機を一時的に稼働再開させたことが分かった。報道機関によれば、紙幣用紙などセキュリティ紙を生産する同ラインは当面4月20日まで操業する見通しだとしている。2017年秋に遡るが、同社はその時点で2つの重要な契約を失ったとしている。ひとつはインド中央銀行、もうひとつは欧州中央銀行からのルピー紙幣とユーロ紙幣の印刷に関する契約であった。同工場は年産17万トンの生産能力があり、上質紙、コピー用紙、セキュリティ紙の生産が可能であるとしている。本件に関して、同社は即時のコメント提供を控えている。
3月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ