ブラジル森林産業協会が公表した最新のデータによれば、同国2018年第1四半期の紙輸出量累計は前年同期比6.3%減の510,000トンとなった。そのうち、パッケージング紙の輸出量は前年同期比17.6%大幅減の159,000トン、印刷・筆記用紙は同2.9%減の232,000トンであった。同国の大手パッケージング紙メーカーKlabin社は、同国最大のクラフトライナー輸出者であるが、同社によれば、現在国内需要の方が過熱している為、各メーカーは国内市場へより多くの数量を振り向けて、高い利益率を求めているとしている。一方、第1四半期の同国の紙輸入量累計は、前年同期の158,000トンから22.2%大幅増の193,000トンとなった。また、新聞用紙は同47.8%激増の34,000トン、印刷・筆記用紙は12.1%増の74,000トンであった。
5月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ