三菱製紙ではこのほど、東日本大震災で被災した八戸工場が完全復旧した。
八戸工場は5月下旬から段階的に生産設備を復旧、これまでに抄紙機6台とコーター3台の操業を再開させてきた。今回復旧したのは印刷情報用紙の大型抄紙機1台で、11月15日から生産を再開。これにより同工場の生産量は、震災前の水準である月産6万8,000tに回復、全生産設備(抄紙機7台、コーター1台)の復旧を完了した。
なお同社は、被災した全工場が復旧したため、11月15日付で復興対策本部を解散した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 12/5号」より