日本図書設計家協会(宮川和夫会長)は12月26日まで、東京・千代田区の竹尾・見本帖本店2階でオリジナルブックカヴァー展「カヴァーノチカラ5・感じる装丁」を開催。同協会所属の装丁・装画家68人が制作した作品48点を展示している。
同協会は、装丁や装画など出版物のデザインに関する研究・啓発、装丁家や装画家の社会的役割の向上、諸権利の改善に取り組むことなどを目的に1985年に設立され、現在の正会員は230名を超える。会員のための作品展を年1~2回開くのも、重要な活動の一つだ。
今回は『星の王子様』『クリスマス・キャロル』『竹取物語』という児童文学の3作品を課題とし、それぞれのデザイン感性で制作した作品を発表。竹尾の提供によるファインペーパーと特殊印刷を用いて仕上げた、個性豊かなブックカヴァーが勢揃いした。
株式会社 紙業タイムス社 「Future 1/2号」より