「紙とデジタルファブリケーション~手と工作機械の折り合い」が9月7日まで、東京・千代田区の竹尾見本貼本店で開かれている。主催は、慶応義塾大学環境情報学部准教授の田中浩也氏が中心となって活動しているグループ「Team Geo Forming」。
幾何学模様をデジタルデータ化し、パソコンと接続したデジタル工作機械を使って、紙や木材、アクリルなどの素材をさまざまな形に作り上げるのがデジタルファブリケーション。田中准教授のグループは、工作機械が紙と接触する部分にペン先をつけて幾何学模様で描いた似顔絵や、筋目を入れた紙をペーパーカッターで切り出して折り上げた幾何学模様のオブジェ(写真)を展示している。紙を折り上げて製品(プロダクト)に仕上がるまでの、紙と人とのコミュニケーションを探る。
開催時間は10:00~19:00、土・日・祝は休み。期間中13:00~18:00には筋目を入れた紙を折り上げる体験もできる(費用100円)。問い合わせは電03-3292-3669まで。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/10号」より