環境省発行の「プレミアム基準策定ガイドライン」で、日本印刷産業連合会(=日印産連)が認定する「グリーンプリンティング(=GP)認定工場」が、印刷発注時における環境性能のより高い基準として取り上げられた。
「プレミアム基準策定ガイドライン」は、環境省・環境経済課が3月に発行したもので、現行のグリーン購入法より高い環境性能に基づく基準(=プレミアム基準)の設定を目指して、参考となる考え方や方法をとりまとめている。
ガイドラインには、①現行の判断基準の強化 ②新たな評価軸の追加 ③自己適合宣言の強化または第三者による物品の認証・確認 ④ほかの環境政策との連携による相乗効果が示されており、この③の第三者による認証で、エコマーク、森林認証制度と並んでGP認定制度が取り上げられた。これにより、今後は一層GP認定工場への印刷発注が増えると予想される。なお、現在のGP認定工場は291工場、GPマークが表示された印刷製品は2億4,000万部を超える。
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/10号」より