伝統的工芸品産業振興協会(伝産協会)は来たる10月24日~11月3日、東京都内と愛知県名古屋市内で「Japan Traditional Craft Week(JTCW)2015」を開催する。和紙関係では「美濃和紙」(岐阜県、美濃手すき和紙協同組合)、「越中和紙」(富山県和紙協同組合)、「越前和紙」(福井県和紙工業協同組合)が参加し、東京都内の会場に出展する。
伝産協会(http://www.jtcw.jp/)は、1974年制定の伝統的工芸品産業振興法に基づいて設立された、全国の伝統的工芸品を束ねる団体。経産省が所管となって伝統的工芸品の振興事業を推進している。経産大臣の指定を受けた伝統的工芸品は和紙のほか、陶磁器、漆器、染織品など現在219品目に上る。
JTCWはそうした振興イベントの一つで、昨年から始まったもの。初年度が好評だったことから今年も開催することになった。伝統的工芸品の創り手(産地)・売り手(販売店)・使い手(消費者)を直接結びつけ、創り手が消費者ニーズを把握すると同時に、伝統的工芸品の流通拡大を図るのが狙いである。
会期中、東京では伝産協会をメイン会場に東京・青山エリア、港区、中央区のインテリアショップなど小売店40店舗で、名古屋ではナディアパーク・デザインセンタービルを主会場に、市内10店舗で開催する。和紙関係の出展を設けるのは次の3店。
〔美濃和紙〕URBAN RESEARCH 表参道ヒルズ店
〔越中和紙〕青山ブックセンター本店
〔越前和紙〕青山ブックセンター六本木店
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ