日本紙パルプ商事はこのほど、東京・日本橋室町で「JPビルディング建替計画」(仮称)に着工した。竣工予定は2018年6月末。イラストは完成予想図。
同社は、官民地域一体で「日本橋再生計画」を推進している三井不動産とプロジェクトマネジメント契約を締結してこの建替計画を進めており、新ビルは「日本橋再生計画」第2ステージのプロジェクトの一つとなる。オフィス、ホテル、商業施設で構成される複合施設で、周辺街区のデザインコードと調和を図りつつ、日本橋エリアの北のゲートウエイにふさわしい品格と先進性を表現した外観を目指して設計されている。
複合施設ならではの潤いと賑わいのある空間を創出すると同時に、最新の制震システムも導入。利用者の「安心・安全・BCP」の実現を目指す。将来的にはコージェネレーションシステムを利用した地域エネルギープラントから電力供給を受ける予定で、さらに、ホテルで発生する排気から熱回収する技術などを積極的に取り込み、CO2削減など環境に配慮した設計となっている。
ホテルについては、三井不動産グループの三井ガーデンホテルズが、「三井ガーデンホテル日本橋プレミア(仮称)」(客室数約260室)として日本橋室町地区に初出店、18年秋の開業を予定している。
<建物概要>
〔所在地〕東京都中央区日本橋室町3-4
〔構成〕▽オフィス(2~7階)▽ホテル(9~15階)▽商業施設(地下1階、地上1階)
〔敷地面積〕約2,300㎡
〔延床面積〕約2万8,500㎡
〔規模・構造〕▽地下3階、地上15階、塔屋1階▽鉄骨造
〔設計施工〕竹中工務店
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/11号」より