丸住製紙では、創業100周年の節目に当たり、ホームページに「創業100周年を迎えて」と題した星川一冶社長の『ごあいさつ』を掲載した。
同社の創業は大正8(1919)年7月。「愛媛県東部の宇摩郡金生村で星川今太郎(創業者)が農業の傍ら副業として手漉き和紙の抄造をしながら生業をたてていたが、同年に企業化し創業したのが起源」(社長『ごあいさつ』より)。
また、星川社長はその中で関係者への謝意を示すとともに、新聞用紙や出版用紙などは厳しい事業環境にあるが、「新事業として電力事業をはじめCNFの実用化に向けて取り組んでいる」ことなどに触れつつ、「『堅実・誠実・人の和』の社是のもと、次の100年に向けて社員一同一層努力していく」と結んだ。
同社は1919年、現在の金生工場で創業後、46年に「丸住製紙㈱」として設立、54年に丸井製紙を吸収して川之江工場を発足させ、79年には大江工場を完成、2014年には梅ノ木太陽光発電所と東部太陽光発電所を竣工した。また15年には「しこくグリーンファーム」を設立し、農業事業もスタートさせている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/5号」より