日本印刷産業連合会(=日印産連)・グリーンプリンティング認定事務局はこのほど、4月22日~7月10日に募集した第3回「印刷と私」エッセイ・作文コンテストの選考結果を発表した。
同コンテストは、「印刷」にまつわる心温まる思い出やエピソードを募集したもので、今回で3回目。グリーンプリンティングのPR大使でもある放送作家の小山薫堂氏を審査委員長に迎え、厳正な審査により受賞作品を決定した。応募総数943作品から、小山薫堂最優秀賞を受賞したのは、「一般の部」が星野有加里さん(静岡県)の『十二ヶ月×三十年』、「小学生の部」が植木涼太さん(埼玉県、小学6年生)の『財布の中の小さな宝物』。両作品を含め、受賞作品はグリーンプリンティング認定制度の公式サイトで公開されている。https://www.jfpi.or.jp/greenprinting/
小山薫堂氏は講評で、次のように語った(抜粋)。
「予想を越えるたくさんの作品が届き、回を重ねるたび審査が難しくなっていることに喜びを覚えます。印刷は人と人をつなぐために生まれ、想いや事実を伝えることで世の中を動かしてきました。印刷とは、今の想いを未来に渡す心のバトン。一人でも多くの人が印刷と自分の関係を再考することで、印刷文化の灯火が世の中を照らし続けることを祈念しています。」
なお日印産連は、9月13日の「印刷文化典 記念式典」(於:千代田区・ホテルニューオータニ)で表彰式を開催。当日は小山薫堂氏と特別ゲスト・鈴木杏樹氏(女優)による、「印刷と私」をテーマにしたトークセッションも行われた。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/7号」より