特種東海製紙では、5月に発表した『TANT』新色50色の開発がこのほど完了、『TANT』200colorsとして11月5日から販売を開始する。
『TANT』は、イタリア語で“たくさん”という意味の「Tanto」を由来に持つファンシーペーパー。発売から30年を経て、さらに“たくさん”の色を揃えて全200色となった。
多彩なニーズに応えるため、『TANT』は「色相×トーン」で選べる体系的なカラーチャートを採用し、豊富な色を揃えている。今回は、「ほしい色が、ここにある」を製品コンセプトに、用紙では再現できなかった発色性の高い蛍光色の列、にごりがなく透き通ったきれいな色の列、パッケージ用途に最適な濃色を揃えた列などを、新たにカラーチャートに加えた。基準となるN(Neutral)列を中心に、さらに色域が広がっている。
なお、新色発売に合わせて『TANT- e』と『TANT-V』は製品名を『TANT』に統一し、色列に組み込んだ。
【新色(列名)】▽Illuminantイルミナント7色▽Freshフレッシュ10色▽Clearクリア10色▽Mildマイルド10 色▽Heavyヘヴィー2色▽eXtra darkエクストラダーク7色▽Standard スタンダード4色
『ローマストーン』製造終了
また特種東海製紙は、『ローマストーン』の製造を終了し、現在庫限りの販売とする。
1994年発売の『ローマストーン』は、イタリア産出のまだ研磨されていない大理石の持つ、ダイナミックな模様を再現したファンシーペーパー。アンバー、ホワイト、オールドの3色がある。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/11号」より