コクヨは、1月31日にグランドオープンしたショッピングモール「羽田エアポートガーデン」(羽田空港第3ターミナル直結)に、直営店「KOKUYODOORS(コクヨドアーズ)」を開業し、IoT(Internet of Things)化された自動販売機の実証実験を開始した。IoT自販機はKOKUYODOORSの店内に設置し、第1弾として7種類の製品を販売している。IoT自販機による文具専用販売は国内初。
IoT自販機は、低オペレーションで顧客との接点を創出できるだけでなく、一般的な自販機とは異なり、ペットボトルなど製品の形状やサイズに囚われない、幅広いラインアップを販売できる。デジタルサイネージと大型のタッチパネル液晶を搭載しているため、見た目だけでは伝えにくい文具の魅力を、画像や動画を用いて分かりやすく表現できるとともに、多言語での対応も可能。また、付属のカメラセンサーで購入者の性別・年代情報を取得し、今後の商品企画や販売企画に活用することも想定している(個人情報は取得しない)。
KOKUYODOORSのIoT自販機では、国内外で人気のある文具を詰め込んだ「スペシャルボックス」、多様に進化を遂げたキャンパスノートやテープのりなどを集めた「マニアセット」、何が出てくるか分からない「シークレットセット」などをラインアップ。これらがオリジナルの紙袋に入れられて出てくる仕組みで、また、商品が出てくるまでの待ち時間を動画で演出するなど、購買体験そのものを楽しめるようになっている。今後は、商品ラインアップや設置場所など、検証を重ねながら拡大していく方針。主な販売商品は次の通り。
◇スペシャルボックス(税込2,000円)…人気のあるユニークな文具を、特注サイズのファイルボックスに詰めた。限定ステッカー付き。
◇マニアセット…①キャンパスノートセット(税込1,000円):A7からB6サイズまでのキャンパスノートや、キャンパスノートのために作られた修正テープとふせんのセット。キャンパスノートの図解ポスター付き ②ドットライナーセット(税込2,000円):テープのり「ドットライナー」の用途に応じた違いを堪能できるセット。進化の過程とラインアップが分かる図解ポスター付き。
【設置場所】▽羽田エアポートガーデン2F「KOKUYODOORS」▽当面の営業時間:10:00~20:00▽定休日:羽田エアポートガーデンの休業日に準ずる▽webサイト:https://kokuyodoors.com/
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/20号」より