三菱製紙は、白河事業所のAボード (全芳香族ポリアミドを原料とするプレスボード)製造事業を高砂工場へ移管する。
事業移管に当たっては、製造設備を高砂工場に移設し、白河事業所での製造は2023年上期を目途に終了、従業員は移設先または他の事業所に配置転換する予定。生産拠点の集約により同事業の収益性向上を図ると同時に、高砂工場に併設する高砂R&Dセンターでの関連製品開発を加速させる。また、移管後の白河事業所の土地は、売却などによる財務体質改善も含め、有効活用を検討していく。
【高砂工場の概要】▽所在地:兵庫県高砂市▽生産品目:不織布、フィルター、リライトメディア、バッテリーセパレータ、感熱紙、ノーカーボン紙、インクジェット用紙
プラスチック再資源化率25年度目標は98.0%
三菱製紙はこのほど、プラスチック資源循環への取組み状況を次の通り公表した。
【2021年度実績】▽プラスチック使用製品産業廃棄物等排出量789.1t▽再資源化率86.2%(20年度比+10.1%)▽主な取組み:マテリアルリサイクル用途がない場合はサーマルリサイクルを積極活用▽分別強化によるリサイクル率の向上
【今後の目標】▽25年度目標:再資源化率98.0%(21年度比+11.8%)▽主な取組み:プラスチック資材のサーマルリサイクル推進▽排出量については、設計段階からの減量化、長寿命化などの配慮
株式会社 紙業タイムス社 「Future4/17号」より