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紙の業界ニュース

2023/09/06

決 算

=2024年3月期第1四半期②=
 前号に続き、紙パ関連各社の2024年3月期第1四半期決算(23年4~6月)を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、%表記は対前年同期比、〈 〉内は前年同期の実績値。
【製紙】
■王子ホールディングス
〔第1四半期〕
 売上高    420,317    (+5.3%)
 営業益     21,775    (+39.8%)
 経常益     28,949    (△12.3%)
 当期益    17,599    (△24.4%)
〔通期予想〕
 売上高    1,800,000    (+5.5%)
 営業益     100,000    (+17.9%)
 経常益      100,000    (+5.3%)
 当期益      65,000    (+15.1%)
 主に国内事業での価格修正により増収となった。海外売上高比率は前年同期を3.3ポイント下回る33.6%。営業益は価格修正やコストダウンにより増益。経常益と当期益は為替差益の減少により減益。
○生活産業資材…売上高+5.6%、営業利益10億円(前年同期比+13億円)。多くの品種で販売量が減少したが、価格修正により増収。紙おむつ売上高は前年並。海外事業は、マレーシアでの段ボール需要低迷やオセアニアでの原紙市況悪化により減収。
○機能材…売上高+5.7%、営業利益△28.7%。国内事業は特殊紙が価格修正により増収、感熱紙は減収。海外事業は価格修正で増収。
○資源環境ビジネス…売上高△2.0%、営業利益+9.2%。パルプ事業の売上高は前年並み。エネルギー事業は徳島でのバイオマス発電所の新稼働により増収。海外事業は減収。
○印刷情報メディア…売上高+16.7%、営業利益20億円(前年同期比+36億円)。国内事業は、新聞用紙、印刷用紙の需要減少が継続も価格修正で増収。海外は江蘇王子製紙で市況良化により増収。
 通期予想は、5月公表の業績予想から変更なし。
■日本製紙
〔第1四半期〕
 売上高    287,424    (+8.6%)
 営業益    812    〈△2,924〉
 経常益    362    (△70.5%)
 当期益    △5,267    〈△8,197〉
〔通期予想〕
 売上高    1,230,000    (+6.7%)
 営業益    24,000    〈△26,855〉
 経常益    18,000    〈△24,530〉
 当期益    15,000    〈△50,406〉
 価格修正などにより増収。これにコストダウン効果が加わり営業益が黒字転換した。一方、Opal社のグラフィック用紙事業撤退に係る特別退職金など4,881百万円の特損が発生し、最終損益は赤字。
○紙・板紙事業…売上高+8.5%、営業利益159百万円(前年同期比+2,351百万円)。国内販売量は新聞用紙、印刷・情報用紙、板紙いずれも減少したが、価格修正により増収。
○生活関連事業…売上高+5.8%、営業損失△2,253百万円(前年同期比+371百万円)。家庭紙はヘルスケア製品の堅調や価格修正により増収。液体用紙容器は、販売量は微減だが価格修正により増収。溶解パルプと海外事業も増収。
○エネルギー事業…売上高+66.1%、営業利益460百万円(前年同期比+793百万円)。勇払のバイオマス専焼発電設備の運転開始などにより増収。
○木材・建材・土木建設関連事業…売上高+0.3%、営業利益+24.2%。燃料チップの需要増加などにより増収。
 通期予想は、5月公表の業績予想から変更なし。
■大王製紙
〔第1四半期〕
 売上高    162,013    (+10.0%)
 営業益    2,779    (+853.5%)
 経常益    2,666    (+93.1%)
 当期益    3,308    (+143.0%)
〔通期予想〕
 売上高    700,000    (+8.3%)
 営業益     18,000    〈△21,441〉
 経常益     9,000    〈△24,050〉
 当期益    4,000    〈△34,705〉
○紙・板紙…売上高+7.5%、セグメント利益+78.2%。新聞用紙・洋紙は需要減少で販売量が減少、板紙・段ボールは食料品や日用品の値上げによって国内需要が伸び悩み、輸出も中国を中心に振るわず販売量は減少。しかし価格改定の浸透により、いずれも販売金額は増加。
○ホーム&パーソナルケア…売上高+15.6%、セグメント損失△1,330百万円(前年同期比+796百万円)。国内事業は衛生用紙の販売量・金額が増加し、マスクやベビー用紙おむつの販売減はあったが、価格改定の浸透で全体の販売金額は増加。海外事業は、中国、東南アジアの販売金額は減少、ブラジル、トルコの販売金額は増加。セグメント利益は、海外事業の減販で赤字となったが、国内事業の価格改定などにより赤字幅は縮小。
○その他…売上高△10.5%、セグメント利益+33.5%。
 通期予想は、5月公表の業績予想から変更なし。
■北越コーポレーション
〔第1四半期〕
 売上高    75,273    (+14.3%)
 営業益    7,168    (+96.0%)
 経常益    8,787    (+48.2%)
 当期益    6,323    (+71.4%)
〔通期予想〕
 売上高    310,000    (+2.9%)
 営業益    11,000    (△36.4%)
 経常益    14,000    (+22.0%)
 当期益    9,000    (+8.1%)
○紙パルプ事業…売上高+14.7%、営業利益+98.8%。原燃料価格の高騰はあったものの、価格改定により増収増益。
○パッケージング・紙加工事業…売上高+20.3%、営業利益87百万円(前年同期比+146百万円)。価格改定と販売量増加で増収増益。
○その他…売上高△5.6%、営業利益+20.7%。主に古紙卸業で外部受注が減少して減収となったが、各種コストダウン効果で増益。
 通期予想は、5月公表の業績予想から変更なし。
 

株式会社 紙業タイムス社 「Future9/4号」より

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