手提げ袋をはじめとする包装用品の総合メーカー、ザ・パックは2000年に「ザ・パックフォレスト環境基金」を設立し、継続して森林保全活動費用を拠出するほか、植林地で植樹や間伐を行うボランティア活動を行っている。基金の一部を苗木などの購入費用に充て、運営委託先であるNPO法人「地球と未来の環境基金(EFF)」と協働で、年に数回活動している。現在、植林地は全国9ヵ所にあり、同社社員だけでなく、取引先や一般の人も活動に参加している。
この8月に広島県竹原市にある自社の4号植林地で森林保全活動を実施した。同植林地は、2018年の「平成30年7月豪雨」により土砂崩れの被害が発生した山林で、20年以降は防災対策として植樹活動を中心に活動を継続している。
今年3月にモミジ、ヤマザクラ、ヤマモモ、スーパーアカマツを合計100本植樹しており、今回の活動では、それら苗木の成長が阻害されないように下草刈りを行った(写真)。同社社員のほか、取引先11名、竹原市役所の5名を含む、合計22名が参加した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/9号」より