レンゴーはこのほど、インドの段ボールメーカー、ヴェルヴィン・コンテナーズ社の株式30%を取得した。これに伴い同社は、社名をヴェルヴィン・レンゴー・コンテナーズ社に改称する。
同社は、インド西部のムンバイ、ゴア、プネで段ボール、紙袋、紙コップなどを製造・販売するヴェルヴィングループの一社で、同グループが新たにインド南部で事業展開するため、タミル・ナードゥ州のチェンナイ近郊に設立された。現在、2024年3月の部分操業開始を目指して段ボール工場の建設を進めている。
インドは23年に人口が世界最多となり、製造業の振興施策も盛んで段ボール市場の大幅な需要伸長が期待できる。レンゴーは、今回の資本参加によりグローバル戦略の充実を図る。
山陽自動車運送がオアシスを子会社化
レンゴーの連結子会社、山陽自動車運送はこのほど、貨物運送のオアシスおよびオアシスエクスプレスの株式100%を取得し、子会社化した。これにより配送ネットワークを拡充し、物流体制を強化する。
オアシス/オアシスエクスプレスの本社は千葉県鎌ケ谷市。千葉県と埼玉県を中心に営業所・支店を持ち、貨物運送と倉庫事業を中心に物流サービスを展開している。直近の売上高と従業員数はそれぞれ、約17億円(77名)/約6億9,000万円(40名)。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/27号」より