大王製紙は、「奨学ナプキン2023」の最終アンケート実施、このほどその結果を発表した。
「奨学ナプキン」は、生理用品の入手に困っている学生を対象に、生理用ナプキンを1年間無償で配布するプロジェクト。2022年から開始し、23年度も2,000名の学生を支援した。同社では、1年を通じて行ってきた「奨学ナプキン」の効果や生理の課題を明らかにし、今後、より適切なサポートを行うため、奨学ナプキンや生理に関するアンケート調査を実施したもの。
アンケートでは、98.1%の奨学生が「奨学ナプキンをまわりの人に勧めたい」と回答。また、奨学ナプキンを受け取るようになって、「生理期間中も前向きになれた」「ナプキンを気軽に取り換えられるようになって衣類が汚れることが減った」「同じナプキンを長時間使い続けることがなくなり、かぶれることが減った」などの前向きな声が多数聞かれた。生理に関する社会の理解については、例えば公立高校入試で生理による体調不良も追試対象になるなど、徐々に課題は解決されつつあるものの、「まだ足りない」という声が多かった。
大王製紙では支援の輪を広げるため、4月9日(火)から2024年度の奨学生を募集する。募集要項の詳細は4月9日に特設サイト(https://www.elleair.jp/elis/meetmyelis-shogaku/)で発表する予定。
健康経営銘柄2024に選定
大王製紙は、経済産業省と東京証券取引所が健康経営に優れた企業を顕彰する「健康経営銘柄2024」に選定された。2年ぶり3度目の選定となる。また、経産省と日本健康会議による「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」のホワイト500(上位500社)に、7年連続で認定された。
同社では、「ライフ・ワークバランスの推進」、「生活習慣の改善」、「メンタルヘルスケアの充実」、「疾病の早期発見・早期治療」を健康経営の4本柱として取り組んでいる。
株式会社 紙業タイムス社 「Future4/1号」より